[コメント] ソラリス(2002/米)
追憶のラブ・ストーリーでございます。(クルーニーのおしり付き)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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データすっ飛んだので何書いたか忘れちった。とにかく「元祖」とは別物と割り切って見ればけっこう楽しい。
元祖(タル版)に較べて、能書きや哲学を排して簡潔に映像で表現している。なにしろ元祖では宇宙に飛び立つまで1時間近く要したのが、こっちではクルーニーが10分足らずでステーションの中にいる。
クルーの中に科学や哲学の権威がいないので、ソラリス自体の解明についてはあまり深く分析されず、むしろクルーニー夫婦の愛の彷徨いといった趣。
ナターシャ・マケルホーンが、どうもクルーニーと釣り合わない。しかし、元祖の女優が無機質な人形ぽい美しさだったのが、こっちではよりヒューマンな女として造形されているのは評価できる。
夫婦が破綻をきたした原因が、子供を巡っての諍いらしいが、見てるこちらに重みが伝わらないのがネック。
この監督、「スタイリッシュ」の一言で終わってしまう。ソダーバーグ自身が撮ったらしい映像は相変わらず綺麗で、アンビエントな音楽も非常に良かった。それだけに、ドロ臭くても直球なインパクトが欲しかったなぁ、という無いものねだりな感想。
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