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[コメント] 兄貴の恋人(1968/日)

加山雄三を主役に酒井和歌子内藤洋子という当時の東宝清純派アイドル二人を絡めた表向きは明朗青春映画だが、実は微妙にエロティックな志向性を垣間見せる。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 それは中山麻里の無意味に肌を露出するシーンを指してもいるが、加山と中山が劇場でフラメンコを見るシーンの二人の所作(何故か二人とも同じ仕草をしている)もそうだし、内藤洋子と謎のピアノ教師・ロミ山田の関係性やバーのママ白川由美の色っぽさなんかを指摘することもできる。

 また繋ぎのぎこちなさはあるが、多彩な登場人物を意外と整理して見せてくれる。何度か出てくる画面分割処理もうまくいっている。酒井和歌子は『めぐりあい』と同年とは思えないぐらい本作では大人に見える。内藤洋子と比較してしまうからかもしれないが。

#内藤洋子は『お嫁においで』同様こゝでも加山から「でこすけ」と呼ばれる。

(評価:★3)

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