[コメント] シカゴ(2002/米)
こっちが頼んだわけでもないのに太ももを露出するゼタ・ジョーンズ、どうせ晒すならも少し絞っておいてほしかったな。
別に詳しいわけではないのだが、どうもダンスってのは人のダークな感情も表現できるみたいですね。でも映画はそういう感情を普通に”演技”で表現できるので、ミュージカル(映画ではなく)であれば踊りで表現しなきゃいけないんだろうけど、映画にその必要はない。喜びとか幸せとか、普通の”演技”で表現できるレベルを超えて表現したいとき初めて、映画においてダンスは意味を持つ。つまりミュージカル映画の魅力は躍動感、すなわち生の実感なんであって、それをどこに持ってくるか、何回持ってくるかが重要なわけ。ストーリーというものはそのために必要なのだ。ラストの10分(は良かったのだが)ってのは物語が終わったあとの言わば余禄なので、そこだけよくてもミュージカル映画とは言い難い。ミュージカル映画というよりミュージカルを眺めている感じだったので、これならゼタ・ジョーンズの独り舞台を劇場に観に行った方が何倍か楽しめるだろう。
75/100(05/01/05記)
※キャサリン・ゼタ・ジョーンズのラストのパフォーマンスに★1つ献上。
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