[コメント] ヒューマンネイチュア(2001/米=仏)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自分の事をサルだと思い込んでいる人間にマナーを教え込もうとする科学者の映画。脚本は『マルコビッチの穴』のチャーリー・カウフマン。
ネズミにマナーを教え込む科学者と人間の自然回帰を主張する女流作家の思想対立のなか肝心の研究対象であるパフはおいしい物が食べられるとか女を抱きたいとか主義主張に関係なく本能的に行動しているところは面白い。結局、人の人生を他人の思い勝手に操るというのはおごがましいという事をこの映画ではブラックユーモアとして伝えている。
『ノッティングヒルの恋人』でも全裸を披露していたリス・エバンスは違和感はなかったが全身毛に覆われた全裸の女性ライラ役を演じたパトリシア・アークェットはチャレンジャーだなと思う。また役者としては今まで影のある役が多かったミランダ・オットーのコメディ調のはじけた演技が見れたのも収穫。
話として気になった点ではパフを自然に帰すために自然回帰の思想に立ち戻ったライラがなぜ最後まで全身脱毛を行なってから行動に出たのか今一つ理解できなかった。
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