[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)
ウソだろう?ラッセル・クロウが主演男優賞を取れなかったなんて。 「トレーニング・デイ」は見ていないので、なんとも言えないけど D・ワシントンが、このクロウのこの演技を上回っているとは到底思えない。 それほどに「ビューティフル・マインド」の演技は素晴らしかったです。 J・コネリーと、ダブル受賞してほしかったな。
物語は実在の人物、ジョン・ナッシュの学生の頃から始まります。 天才数学者という役どころから、多くの人と同じく「これはミス・キャストだ」と確 信していました。しかし始まった途端、ん?おや?ちょっと待ってーな。 多分ほとんどの人が、今までとは別人のラッセル・クロウに驚かされるでしょ う。伏し目がち、心許ない表情、はにかみ顔、見始めて10分ですぐに、もしか したらこれはすごい映画かもしれないと、どんどん入り込んでいきました。
ストーリーを書き出すとそのままネタバレになるのでここでは控えるけど、 映画はジョン・ナッシュの半生を描いています。 そして、1994年のノーベル賞の受賞シーンで幕は閉じられます。 実話で感動もの、いかにもアカデミー向きではあるけれど ロン・ハワード監督の代表作になったことは間違いないでしょう。
それにしてもこの監督、よっぽどエド・ハリスがお好きなんですな。 「アポロ13」にも出ていたし、ほとんどの映画に出ているでしょう? 出てきた瞬間、つい笑ってしまいました。 他の出演者たちが知らない顔ばかりだったことが、唯一の救いでした。 実話の映画化というのは、できるだけ過去の作品を思い出させない 無名の俳優が演じなきゃダメ、我勝手な持論です。
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