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[コメント] アモーレス・ペロス(2000/メキシコ)

痛烈にクソッタレなこの状況。 どんな愛であろうとも、愛なんて時に甘く、時に苦いモノだ。
あき♪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







家族と言う存在はそれに関わる人間の運命の方向性を決定付ける。

ある者は兄弟どうしでいがみ合うだろう。 ある者はその家族を捨て新しい女と共に新しい家族を築きたがるだろう。 ある者は捨てた家族の郷愁から逃れられなくて死ぬまでソレに苦しめられる。

だけど、代償は時に大きく常にそれは呪いの様に当事者に付きまとう、良くも悪くも。

だからこそそうした中で生まれた愛情は、家族間のモノであれ男女のモノであれ、時に甘く、時に苦い。 そして、それは闘技場に放たれた犬の様にノド笛まで食いついてはなれない。

そんなクソッタレな状況を、ここまで痛烈に見せてくれるのだから、 やっぱり映画は面白い。

(評価:★4)

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