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[コメント] グローリー(1989/米)

戦争は嫌だ。みんな死んでしまう。だから戦わなければ。☆4.0点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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若き指揮官を童顔のマシュー=ブロデリックが演じる事に終始驚きつつ観賞したが、実際彼は見事な演技を見せる。そうだこのひとは『トーチソングトリロジー』を演じた役者だった。

恐らく最後に出てく彫像が本当のロバート=ショー隊長なのだろうが、容貌は確かにブロデリックによく似ている。そして彼は僅か25歳で戦死したのだ。大河ドラマの嘘とは異なり、彼は本当に部隊の先頭に立って突撃したらしい。となると彼のキャラクターも、彼が残したという大量の手紙から丁寧に築かれた、真実に近いものなのだろう。そう知ったらこの映画に対する感慨もより深いものになった。

グローリーとはどこへ向かう栄光なのか。この映画はそれを示している。内戦は最も悲しい戦争だ。戊辰戦争を思いながら観た。差別はこの現代日本にもある。戦いは続く。

(評価:★4)

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