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[コメント] 激怒(1936/米)

私の‘アメリカの良心の映画’の1本。すんなり甘い話ではない。劇中で「米は良心、誇りを失った」と言わせている。ラングの米1作目であり、こんな発言はいいのか?とも思ったが、ナチはどうしようもないが米はまだ希望があるという逆の意味なのだろうか。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







更に、良心について。

ヒロインは言う「あの人たち(悪者たち)には考える時間が無かった‘だけ’なのよ」と。

そして、この世の中で取り返しのつかないものは多いけど、取り返しがつくのなら手を差し伸べるのは、「あの人たちの為ではなくあなた自身の為に」、という彼女の考え=オチは十分納得出来るものだ。

良心があるかないかというのは、「良心を持て」なんて人に求めるものではなく、自分自身の問題なのだ。

(評価:★5)

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