場所は熱心な信者が集うイランの村。村長は厳格な規律を求める典型的なイスラム原理主義者。

そこに日本の女性が流れてきて元気一杯顔も隠さずハンバーグ屋を始めた。いろいろ嫌がらせも受けたが彼女のがんばりで徐々に村人は肉の味とビールが忘れられなくなる。

必死の村長の抵抗もむなしく女性はベールを脱いで顔を見せ自由を主張し始める。男はラマダン無視でビールと酒。こうして厳格で息苦しいイスラムの村には自由が訪れ（村長以外は）皆が幸せになった。

これなら村長が火をつけた気持ちも痛いほど判る。でも放火はダメだろ。これは放火する側に正当性がなく暴力に訴える間違った考えと印象付ける為の映画のトリックだ。現実なら唯一がんばってた村長の家に火がつけられるのがオチ。

やるならとことん問題児に宗教を教えるしかない。でも自分の主張と自分の悩みで全然理解しようという意志がなさそうだ、ビノシェ。