[コメント] 十七人の忍者(1963/日)
近衛十四郎の殺陣は古今随一と私は思っているが、大立ち回りがなくて残念。しかし槍を持ちながら巻物を読む仕草等所作の美しさを発見出来て満足。作品としては、流れは良くまぁまぁの出来だが、細かい所を言えば・・・、
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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例えば、積み上げられた米俵の中に隠れた忍者。十四郎が槍で俵を突く。忍者は足のモモを刺されるが、声を出せないので必死に耐える・・・。ここで疑問。十四郎程の強者<つわもの>になると、刺したのが米か人間かが分かるはずだ。(ゴルゴ13は、撃った相手が人間か人形かが分かったというエピソードがある―さすがに私もこれには唖然とした)
もっとも、この後のシーンは、役人が「雑賀殿ー」と駆けつけてくるので十四郎は気がそがれたということにしたのかもしれない。
更に言うと、「カムイ外伝」か何かで同様のシーンがあり(忍者は天井に隠れていたが槍刺しされる)、その時その忍びは引き抜かれていく槍の刃に沿ってそっと手拭いを添わせ血糊を拭き取る、ということをする。ここ迄やって頂ければ、感動ものでしたけれどね。3.5点。
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