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[コメント] 楽園をください(1999/米)

戦争に若者を入れて、行き当たりばったりに話を進めてる感じ。だって、話の方向性がはっきりしてないのに、やたら長いんだもん。退屈なんで、戦争の本質について考えてたので、記憶も途切れ途切れ・・・見て考える事は多いんだけどねェ・・
ぼり

観てて考えてたのは、戦争の正義について 「勝てば官軍、負ければ賊軍」 というけど、本当にその通り。 確かに戦争にそれぞれの戦う為の「意義」というものがあり その「意義」が対立して戦争が起こるけれど 「戦争」は「意義」のぶつかり合いであり 「戦場」はそれを原因とした人とのぶつかり合いである。

戦場ではむしろ「意義」というものはあまり関係なく 彼らの中では、単純に「敵、味方」の色分けで戦っていて むしろ戦場では「正義」という言葉自体がナンセンスだろう。 そんな状況でヒューマニズムに浸れるとすれば よほどの相手に対し、余裕がある状況でしかありえない。

もし戦争を「善と悪」で真っ二つに分けてしまうとすれば 「あなたは果たして、生死の極限な状況でそんな視点を持てるのか?」 と私は問いたい、私ははっきり言ってそんな状況では 「正義」を語る以前に、自分守る事で精一杯だろう。

「戦争」という状況下で生きた人々に「罪」を問うのは酷である。 むしろ、戦争下に巻き込まれた人は「悲劇」と言ってもいい。 果たして、戦争下の「罪」を断罪しようとする人々は 極限の状況で、自分は生命を賭して「正義」を貫けるのか。 それが出来ないなら、はっきり言えば「偽善者」である。

「戦争」それは人々にとって「悲劇」であり それ以上、それ以下ではない。

そんな事を映画を観ながら考えてました。 映画の内容にあまり関係ない・・・

(評価:★3)

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