[コメント] スコピオ・ライジング(1963/米)
「ケネス・アンガーの悪魔的才能」by レイヴン(メーキャップ)
「アンダーグラウンドの司祭」という異名を持つケネス・アンガーは、黄金時代のハリウッドで育つ。ハリウッドへの深い愛情と憎しみを抱えたこの"幻の作家"こそが、ウォーターズの映画作りの源泉。<ホントか?!
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ナチだのガイコツだのキリストだの皮ジャンにバイクだの、あまりにもミエミエの象徴が多すぎ。美しいところもあるが、そのせいで全体的な印象はつまらない。
だんだん怖くなっていく感じとかもいかにもで、ジョン・ウォーターズの方がとっくにコエテいると思った。それとも単に時代の問題か。当時は衝撃的だったのに、今ではすっかり(フォロワーによって)慣らされているというだけかも。
ハードコアといった感じもあった。ゲイムービーの香りもする。ミスドーにいるかのような音楽は意外でおもしろかった。最後は「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」だし。それにしても、「ブルー・ベルベット」はこの手の映画のテーマソングなのだろうか。(2001,9,27)
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