[コメント] レモ/第1の挑戦(1985/米)
少なくとも一つ、評価できる点があるとすれば、原作よりはマシだと言うところでしょう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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リチャード=サピア&ウォーレン=マーフィ原作の「デストロイヤー」の映画化作品。小説版はアメリカでは大ベスト・セラーのシリーズとなってるのだが、その第1作目(つまり本作の元ネタ)を読んで、そのあまりのくだらなさに失笑を禁じ得なかった。いい加減な設定、あほらしい体術、さらにやってることは殆ど昼メロの世界…こんなもんがヒットするなんて…
しかもそれが映画化されていたなんて知らなかったのだが、たまたまテレビで放映していたのを観ることが出来た。
ふむ。割合オーソドックスな作りのアクション映画だけど、少なくとも原作よりは面白いと思う。元ネタが悪すぎたから、まだ健闘してる方なんじゃない?ラストの改装中の自由の女神でのアクションシーンなんて見せ場もあった。本当に自由の女神で戦ってるだけに冗長なんだけど、本物だけにそのダイナミズムはなかなかのもんだ。
ただ、あの体術に関しては演出が失敗してるよな。原作での扱いも酷かったもんだが(東洋に対する偏見そのものに溢れてたし、原作ではインド由来だったものが映画では韓国になってる)、水の上を走る演出のひどさはなんとかならんかったのかな?板が見えてんじゃん。秘密警察組織の割に秘密保持が穴だらけってのも問題あり。
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