[コメント] 長距離ランナーの孤独(1962/英)
こういう主人公に共感できたり出来なかったり。自分はもう若くないってことか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この青年のルサンチマンは、私のような青年(いや、ツッコミはなしで)にもチト、キツイが。
こういう若者の姿を見ると、罪を犯すことは悪意から生まれるのではなくて、未来を展望する能力の欠如に因るのかなぁ、とか思ったりする。目先の金を盗めば捕まるし、止まれば出所できない。
先のことをちょっと考えれば、止まらないよなぁ、普通。
でも、
あそこで立ち止まる、ということが(俗な言い方だけど)すごくカッコイイことに見える。見えるというか、実際カッコイイ!
この事実は、もし人が十全な理性によって未来を見通すことが出来たならば、そして、有用な未来を選ぶならば、事実として存在することはなくなる(まあ、フィクションだけど、蓋然性の問題で)。
でも、金を盗んで捕まることが予知の欠如(まあ、忘却?)だとしても、ゴール直前で立ち止まることは自らの未来を予知した上での選択だから、前者は格好良くなくて、後者は格好いいと感じる要因はそこにあるのか?
うーん、わからなくなってきたので終了。
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