高度なアニメーション技術のおかげで今や、動物がしゃべっても、人形がしゃべっても、車がしゃべっても、別に違和感は無い。でも恐竜がしゃべるのは何かが変。しっくりこない。何故なのか？ 答えは簡単。あれだけ大きな共鳴空間を有する体から発せられる音（声）には、低音成分が含まれなけれるはず。それを、たかだか1.6m前後の体長しか無い人間の声、ましてや女声で吹き替えるのは無理なのだ。

隕石衝突シーンは迫力満点ながらも、大動物＝地響きのする重低音というイメージを大切にしなかった時点でこの映画は終わっている。でも子供は気に入って観ていたので、おまけして星2つ。