コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] クリムゾン・タイド(1995/米)

序盤に、ラムジーがハンターに言う。「言いたいことは二人っきりのときにしてくれ。そういう機会がない時は口を慎んでもらいたい。水兵たちは...(続きはレヴューで)云々。はい、フラグが立ちました。艦長への忠誠心か副官のモラルに与するのか。迷う乗組員たちの描写が見事!
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







船内火災鎮火直後の臨時演習敢行後、ラムジー艦長は自室でハンター副官に言う。

「言いたいことは二人っきりのときにしてくれ。そういう機会がない時は口を慎んでもらいたい。水兵たちはまだ子供だ。危急に際しては正しい行動を取っているという確信がいる。その確信は統一された一連の命令から引き出される。だから彼らの前では我々の意見を違えてはならない。従って互いを批判してはならない。ということは私の命令は躊躇いなく復唱しなければならない。」

狭い艦内。

閉鎖的な環境。

コロコロ変わる指揮系統。

どちらが正しい、とも言い切れない状況。

もちろんどちらが悪いとも言い切れない。

ラムジー艦長とその一派がリクーデターを起こす際も、ミサイル発射に必要なトリガーを出す際もキーマンとなってしまう兵器室担当のウェップス。

リ・クーデターの際には武器庫の鍵を開けたが、ミサイル発射の際には迷った挙句にトリガーが入っている金庫の番号を頑として口を割らない。

ラムジーとハンターの応酬も見ごたえあるが、ほぼほぼウエップス次第という展開にハラハラさせられた。

通信が復活し、正式に「発射中止」が艦内に報じられると、一斉に沸き立つ艦内。

いや、アメリカ人的には残念がる奴らの方が多いんじゃ?笑

すぐ撃ちたがるじゃん。

できることなら(兵卒の立場としては)ガチで上官は意見を違えないでほしい。

そもそも潜水艦乗りには志願しないが笑

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。