主人公とヒゲの人しか仲間がいなくて冒険味に欠けるし、ジャイアントが子供を助けた時にもっと見直されたり、どうにかなってもいいだろう。核爆弾が爆発したらどれほど広範囲にその被害が拡がるのかが全然分かってないし、あの時代にあんなに高性能な追跡核ミサイルをアメリカが持っていたのかと思うとおかしい。ジャイアントにロックオンしたら、あのジャイアントがいたところにミサイルがくるんじゃないのかな。宇宙までミサイルが追えるのかな。

泣かせよう泣かせようとするクサイ映画は多々あるけれど、これはそういう作品とは一味違う感じがする。それはきっとアニメだから。ただそれだけ。最後のほうの町の群集を、実写で、本当に人の群れを撮ったらそれはもう『インデペンデンス・デイ』みたいになっちゃうだろう。と、そういうことで、期待したアニメでしたがただの最近のハリウッド映画の定番でした。これならディズニー見てるほうがいいや。でもディズニーも最高に嫌な敵が出てくるんだよなー。馬鹿一本槍な人間というのはいないだろう。憎むべき対象というのは、可愛げをもって描いたりしなくちゃいけないと思う。とにかく憎いだけの悪役のせいでメチャクチャになっちゃう物語は大っ嫌い。