[コメント] 不良少女モニカ(1952/スウェーデン)
ベルイマン監督の実力を示すもろもろ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
上映時間90分の内、前段30分、中段30分、後段30分と物語はキレイに3分出来る。計算されているのだ。チェックしてみて、ちょっとびっくり。
「都会は刺激に満ちている」とモニカを弁護するような2度のセリフがある。これは、モニカのキャラ設定の極端さを、監督自身が分かっていたという事だろう。
もう1つは、この2人だけのきらめく時間が実に魅力的なことだ。 ミディアムショットの落ち着いた画が多い中、この30分に亘るシークエンスは、突然2人をアップにしたり、定点カメラにしたりと工夫が一杯だ。印象に残るというより、印象を残すように監督がしっかり撮ったという事だろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。