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[コメント] 不良少女モニカ(1952/スウェーデン)

我が儘なモニカに苛つくぼく等。しかし彼女こそが青春の躍動なのだとしたら。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ひと付き合いが悪く孤独なハリーは,或いは誰でも良かったのかも知れないモニカと出逢い,その魅力の虜となる。噛み合わない二人の生活は「青春」という季節の中で辛うじてひとつになる。

 ハリーは堅実な家庭を築こうとするが,モニカは家庭の拘泥を拒否する。ハリーは顔に皺を刻み,モニカは輝き続ける。堅実に生きる幸せに「嘘」はないか「虚偽」はないか。ベイルマンの描き方に唸らせられるのはそんなところだ。

 捨てられた子供(と夫)はたまったものじゃないが。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)tredair[*]

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