怖いんだよねぇ〜、これはさすがに。エグいのは耐えられる口の自分だけど、これはさすがに痛さが身に浸みました。かわいげが全く感じられない。それだけに本当に恐怖を感じて身が震えた。椎名英姫という女優が気味悪すぎ。微笑みながらキリキリキリ・・・って楽しそうに目の下に針刺したり、左足をためらいなく切断して、「今度は右足よ」ってあっさり言われても・・・。前半からどこかあやしげな雰囲気出してたけど、それがそのまま恐怖へ移行してました。

　前半を見てるときは退屈な映画だと思って見てた。三池がこんなの撮るのかぁ、ん〜って感じで流してた。雰囲気の作り方とか撮影とか、少し黒沢清のホラー映画のような空気がしてた気がした。その点は巧さはあるなぁとは思ってたら、段々と怪奇的になっていき緊張して見るように変わってた。そしたら、あそこまでやるんだからねぇ・・・。スゴイとしか言えない。本当に怖かった映画として記憶に残でしょう。それにしても、三池らしからぬ超恐怖ホラー映画（エグい描写は三池らしいと言えばらしいけど）まで作ってしまう三池は本当にスゴイ監督だ。