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[コメント] サルバドル 遥かなる日々(1986/米)

それが、いや、それこそがオリヴァー・ストーンではないかと言われれば確かにそのとおりなのだが…。
ナム太郎

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







オリヴァー・ストーンが撮りたかったのは決してエルサルバドル内戦などではなく単に「(彼なりの基準において)面白いもの」。要は彼も映画屋なのだ。その姿勢自体は嫌いではないしジェームズ・ウッズらの熱演で飽きさせはしないが、いかんせん本作は映画的センスに欠け過ぎている。リズムのない編集、陳腐な音楽、稀有な才能を持ち合わせながら確固たる信念を見いだせない撮影。現実非現実はともかく、シンシア・ギブはおろか老女をも暴行する画を普通に見せるところもげんなりするし、見え見えのラストの別れにしても演出が過剰で萎える。

(評価:★2)

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