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[コメント] 若い人(1962/日)

Don't Stand So Close to Me 〜!!! (reviewも駄文) ☆3.6点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







石坂洋次郎原作『若い人』がこんなに映画化されていると知らなかった次第、相済みません。1本目。

気の強い女子高生=サユリっちゃん、カワイイ〜!などと無邪気に喜んでいたら、みるみる変貌。そうか気の強い同級生は何人も居たが、皆んな内部ではこんな事になっていたのか。チッ、その頃ぁこちとら毛が生えたばかりだったぜ! サユリっちゃんも裕次郎も気合いが入ると突然「齧歯類顔」になる俳優である。

それにしても2人の美女に挟まれておいて裕次郎の安定振りに感心しきり。相思相愛とみる同僚=ルリっぺからは「アノ娘、貴方がお嫁さんに取りなさい」とまで言われて。「こりゃ上手く行けば飛車角両獲り…、ケケケ」ともならず、「ボクちゃん恐い!」ともならず、大したもんだなぁ。すっかりモテ男のサバイバル映画として視てました、後半。(それだけに、最後は自分(たち)の幸せを択ってサユリ姫を見捨てたあっけなさにはウ〜ン、となってしまった。…)

     ◆     ◆     ◆

わたしの過去には、神田ニコライ堂とのひとに言えないちょっとした縁がある。この映画、長崎の話かと思ってたら神田のニコライ堂が出て来てビックリした。その一寸前に『麥秋』視て「ニコライ〜」と声を上げたばかりだったし。更には偶然その翌日に電車の乗換えでまさにニコライ堂の横を歩く羽目に。サユリっちゃんが佇んでいた工事現場はどこかと探してしまったが、すっかり様変わりしていた。で、NHKを視たら「ブラタモリ・神田」でももろにニコライ堂! ビックリ。

(評価:★3)

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