[コメント] ピーターパン(1953/米)
50年代ディズニー映画の傑作中の傑作。実によくできた映画だ。原作(私が読んだのは岩波少年少女文庫)よりも数倍面白い。
フック船長とスミーが絡むシーンは全て動きが素晴らしいが、例えば「どくろ岩」のシーンなんて見事なギャグの連打だ。また、複数の方向の「嫉妬」と「悪意」がプロットを実にうまく展開させ、見る者を全く飽きさせない。
ティンカー・ベルの艶っぽいキャラクター造型も含めて最初から子供だけをターゲットにしていなかっただろうと思われる、ピーターパン・シンドロームという言葉が白々しくなる大人の鑑賞に堪える映画。だからこそ子供にとっても面白くて仕方がない映画なのだろう。
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