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[コメント] ドク・ホリディ(1971/米)

仁義なき西部劇。 町のチンピラ一味を一掃しようとする野望高き「殺し屋」アープ。人を殺すことに疲れ果てた余命僅かな「色男」ドク。S・キーチの薄い頭髪が哀愁を誘う。 彼が最後に引金を引く理由がこれまた良い。
AONI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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ドク・ホリディとクライトン一家の末っ子キッドが、射撃の師弟関係にあったという設定が上手い。 「お前、(将来)何になりたい?」とドクに聞かれ、「あんたさ」と答えるキッド。 その会話が、ドクがキッドを撃ち殺すことになるラストの流れに利いてくる。

「なぜキッドを(撃ち殺した)?」とアープに聞かれ、「昔の自分に似すぎていた」と答え町を去るドク。  もはや自分みたいな人間は、この時代に生きていけない。ならば、俺の手で殺してやるということだったのではないだろうか。

(評価:★3)

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