[コメント] 永遠と一日(1998/仏=伊=ギリシャ)
「時」と少年
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「時って何?
―浜辺で遊ぶ子供たち」
「明日の時の長さは?
―永遠と一日。」
こんな高名な詩人の疑問の答えは少年が持っていたりする。アルガディニ。とても遅く。
やっぱりブルーノ・ガンツはすごかった。ラストシーンは圧巻。この少年の演技はすばらしい。2人とも、すごすぎる。
アンゲロプロスの長回しはすごかった。半端じゃなかった。本当にすごい。この長回しは感動ものです。
アンゲロプロスは曇った日にしか撮影しないと聞いていたが、本当にそうだった。全然影が映らない。確かにこの人の作品には、影は邪魔かもしれない。
この映画からアンドレイ・タルコフスキー、ビクトル・エリセ、溝口健二を感じました。昔の詩人のシーンなんて、タルコフスキーが撮りそうです。
一体ブルーノ・ガンツって何ヶ国語喋れんだろう?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。