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[コメント] 嗚呼!!花の応援団 役者やのォー(1976/日)

前作以上にまとまりがなく、終わり方も無理矢理と言った感じ。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 前作『嗚呼!!花の応援団』のヒットを受けてすぐさま制作された続編。一応話の中心は前回と同じで一回生である富山と北口が暴力先輩としての青田に酷い目に遭わされるという構図となっているため、既にマンネリ気味。

 この作品は青田という人物を観る作品なので、主人公青田役が変更されているのが微妙。ころころ主人公を変えるのはどうかという気もするが、基本的に髪型を統一して、学ランをだらしなく着て煙管を咥えてふんぞり返っていれば、誰がやってもあんまり変わりがないと言う事実を見せてしまう結果に。

 この作品もミニエピソードの連続で構成されるが、大きく四つに分けられる。一つ目は暴力団の孫が入団するという話。二つ目はOBである薬師寺という先輩が何かと絡んでくる話で、この先輩の口癖が「役者やのぉ」なので、それがタイトルに付けられている。三つ目が合宿の話、そして四つ目になってようやく主人公コンビを深める話へと。この4つの話で全部共通するのは青田先輩が必ず最後に登場して物語をまとめるというパターンで、最早完全マンネリズムに陥ってしまっている。それが良いという話もあるが、目新しさがないのであっという間に飽きてしまう。このコント的コメディは映画よりもテレビドラマの方が合ってなかっただろうか?

(評価:★2)

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