[コメント] バスキア(1996/米)
恥ずかしい話なのですが、この作品を観るまでアンディ・ウォーホールというのは変な映画ばかり撮っている変わり者としか思ってませんでした。こんなに有名な人物だとは…
先ずこの作品は出演者を見てもらえば分かるが、見事に性格俳優ばかりを起用して脇を固めている事に驚かされる。何よりこれだけ個性的な面々を集めようと思ったことが凄いし、それでまともに映画を撮ることが出来たと言うことに驚かされる。
簡単に言えば言えば、濃い。濃すぎる。一体誰の趣味だ?
ストーリーそのものは実に淡々としており、等身大のバスキアという人物を撮ることに集中している感があるが、個性的な脇役を見ているだけで楽しめる(邪道な楽しみ方だけど)。映像的には面白い手法が取られていて、不意なコマ落としや不思議な映像が時折挿入されるなど、バスキア自身を示すかのようにポップアート的な映像が見られるのも楽しい。
これが芸術家としての生き方なのだろう。
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