[コメント] 太陽の王子 ホルスの大冒険(1968/日)
極力説明を省き行動を描いていく点は現代のジブリアニメにまで受け継がれている。労働と協力関係が危機を打破する切欠になるのもまた同様に継承。風、雪、波といった自然の描写にその後の方向性の萌芽を見出すこともできる。一方で脚本上のフックになるような仕掛けが無い為、ヒルダの生死や主人公の帰還、最後の対決など特に感情が燃え上がることもなく過ぎてゆくのが難点か。川に魚が戻ってくる場面が最も印象に残る。
(赤い戦車)
投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。