[コメント] ミシシッピー・バーニング(1988/米)
オレもウンザリだ。人間って弱すぎる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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かなり重いテーマだけど、後半から「ふざけんな、この野郎!」モードになってパワーゲームが展開。ハックマンもポパイ刑事になって正義の勝利。エンタテインメントとして収拾し、いつの間にか「一部の狂信的KKK構成員たちの悪事」にすり替えられた感がある。
排他的な倫理観は、己の権益にしがみつき他者の進出を恐れる弱さに他ならない。相手を理解しようとしないで恐れるだけなのだ。なんて人間って弱いんでしょ。
なんかこれ見てて、全米ライフル協会のチャールトン・ヘストン会長思い出しちゃった。もっと強くなろうよ、違う意味で。
アラン・パーカーで、同じ南部設定、撮影こそ違うが音楽はトレバー・ジョーンズで、陰影深い色調の映像が『エンゼル・ハート』を思い出させる。あれくらい後味悪い、救いのないラストでも良かったんじゃないかな。
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