[コメント] セイ・エニシング(1989/米)
ヒロインよりも友人(リリ・テイラー)のキャラが濃く、彼女の恋の行方や将来の方が気になる。また、ロイドのような青年はきっといると思うしどこかで会ったような気もするけれど、それでも、キックボクシングはしていないと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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彼は地道なトレーニングなどはしなくてよいのか?
あんな植物的なからかわれっ子が、マジで格闘家志望なのか? 趣味とかじゃなくて、プロを目指しているんだよね?
もしかしたら<リングに立つと人柄が豹変する>という設定なのかもしれないけど、どうもそれがうさんくさくて気になった。ちゃらちゃらギターで遊んだり仲のいい女友だち(しかもこの女友だちがまた、いかにも変わり者の文系少女で…)とつるんでばかりで、体育会系(だよね?)にしてはあまり汗くささを感じさせないのがどうにも不思議。
それとも、格闘家というのは孤高もしくは同性同士の友情こそを大切にするんだろうなぁ、という私のイメージの方がよっぽど偏見まみれなのだろうか。実際はギラギラした野性的なとこなんてみじんもなくて、友人たちから軽口を叩かれてもヘラヘラ笑っているような妙に温和キャラな人の方が多いものなのだろうか。
いっそのこと主人公を小説家志望にでもしておいてくれた方が、(私の中では)さらにリアリティが増したんだけどなぁ。
こういったキャラ勝負の映画でその設定に疑問を感じてしまうとどうにもキツイというか。
とは言え、ちょっとだけほろ苦いラストはとてもよかった。親の反対なんて、海と一緒にそのまま乗り越えちゃえばよいものね、と。
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