[コメント] お引越し(1993/日)
生成変化
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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小6の女の子が「離婚」というものを理解し、それを受け入れてゆく過程を描いた物語り。最後の海辺(?)での幻想シーン。父親だけ去っていくのではなく、母親と父親の二人が去ってゆく。両者の差を見誤ってはならない。3-1ではなく3-2。父親が欠如することへの肯定ではなく、少女が一人の人間として生きていくことへの肯定。「おめでとうございます」。(精神的)自立の祝福。荘厳な祭りの描写は、生まれいずるもの・消えゆくもの、つまりは生成変化のイメージを彼女の心に刻み込む。
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