[コメント] 人間(1962/日)
図式的に過ぎる部分もあるが、実在感溢れる人物演出や臨場感満載の視界表現、サスペンスフルな照明はどれも素晴らしいったらありゃしない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これは相当なショック映画だ。観客を限りなくリアルな殺人の現場にむりやり付きあわせてしまうなんて、そりゃ悲鳴も出ますわ。(この時点で新藤演出の大勝利なのだが。)
林光のジャズ歌謡調の音楽は賛否の分れるとこだろう。自分はこのようにある物語・場面に対して逆説的な音楽(リズム・メロディ・アレンジメント・音色声色・詩)を持ってくるブレヒト+ワイル的な手法は大好きであるけれど、今度ばかりは、なんというか日活の裕次郎映画を彷彿とさせて、幾つか興醒めする箇所があった。
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