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[コメント] 昭和残侠伝 血染の唐獅子(1967/日)

「纏ってのは、体を張って火の間口に立つ根性のことよ」 その心意気、しかと見届けさせて頂きやした。
たかやまひろふみ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







すっくと立つ健さんに「すわ、出入りか」と色めきたつ子分ども。 ところが「なんでえ、野暮だなあ。気ぃ利かせろい」とシレっとのたまう。 「逢瀬ですかい…」と脱力する皆に笑顔を振り撒き、しかし正面を向いた時には一転して厳しい表情に。

行くつもりなんだよ、健さん一人で!

あるいは殴り込みを引き止めようとする藤純子の台詞、「つたない手つきで縫ったのを着てもらって、こんな嬉しいことはないのに…それがなんで死装束なの」 もうメロメロだけど、見てるわたくしの涙腺堤防も一緒に決壊。

こんな「いい男といい女」いるわけないじゃん、という意味でも正に極上のファンタジー。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)sawa:38[*] けにろん[*]

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