[コメント] 昭和残侠伝 血染の唐獅子(1967/日)
「纏ってのは、体を張って火の間口に立つ根性のことよ」
その心意気、しかと見届けさせて頂きやした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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すっくと立つ健さんに「すわ、出入りか」と色めきたつ子分ども。 ところが「なんでえ、野暮だなあ。気ぃ利かせろい」とシレっとのたまう。 「逢瀬ですかい…」と脱力する皆に笑顔を振り撒き、しかし正面を向いた時には一転して厳しい表情に。
行くつもりなんだよ、健さん一人で!
あるいは殴り込みを引き止めようとする藤純子の台詞、「つたない手つきで縫ったのを着てもらって、こんな嬉しいことはないのに…それがなんで死装束なの」 もうメロメロだけど、見てるわたくしの涙腺堤防も一緒に決壊。
こんな「いい男といい女」いるわけないじゃん、という意味でも正に極上のファンタジー。
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