[コメント] いとこ同志(1959/仏)
コンセプトと帰結は文句無いがサディズムが不足で余りに温い。こういう状況で当然にフィーチャーされるべき「孤独」や「疎外感」や「絶望」は女を寝取られたという在り来たりな嫉妬心に置き換えられる。物語を語ることに躊躇し誠実ではないとさえ思えるのだ。
(けにろん)
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