[コメント] 嘆きのテレーズ(1952/仏=伊)
眼は口ほどに物を言う。
出会った瞬間から恋に落ちたと思わせる男と女の眼。
それと対比するかのような姑の憎しみと怒りの溢れかえった眼。
セリフ以上に眼で登場人物の心理を表出するそのテクニック。
まさしく「眼は口ほどに物を言う」ということわざがぴったりな映画だ。
この映画はシモーニュ・シニョレだからこそ完成したと言ってもいい。
『悪魔のような女』とは正反対の役柄で最初は戸惑ったが、観ていくうちに違和感が薄れていった。
役柄によって自分を変えていく。
これぞ女優魂だ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。