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[コメント] 影たちの対話(2014/仏)

陽光の木陰の下、老いた男女が語り合う朗読だが「レウコとの対話」からは外れて『田舎司祭の日記』『少女ムシェット』のベルナソスの小説。大ネタだがこれまでの繰り返しに見える。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







愛し合っている二人の間の障害にかかる対話。男は結婚をいい、女は断る。情婦にならなるわ。「父とは縁を切った」「過去は全てを腐らせる」「不幸を尽くせば生まれかわると信じている」「天使か獣か、私の魂に耐えられない死の恐怖は神に置き換えられた」「私は魂も神も信じられない。私は戦っているが傲慢に見える」。

最後に、ベンチの端と端で見つめ合うふたりの意外な位置関係が明らかになるクスグリも『慰めようもない者』や『』の繰り返しではある。

(評価:★3)

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