[コメント] マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020/カナダ=アイルランド)
始まりは1995年、秋のニューヨーク。職場にコンピュータが普及しつつ、まだアナログさも残存していた時代感が懐かしい。そして、一時代前のニョーヨーク、スタイリッシュで落ち着いた街の佇まいが心地よい。
お話自体は、まあどうということのない自分探しの物語。自分も相応の読書好きのだつもりだが、主人公と同じくライ麦畑も、サリンジャーは読んだことない、というか読むべき時期を逸してしまった。サリンジャーに思い入れがあれば、また共感度も違ったのかもしれないが、ここで描かれる人々との出会いの貴さ、甘酸っぱさには好感を抱く。
元カレが奏でる「月の光」、ホールウェイでのダンスシーンが印象深い。
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