[コメント] ランボー ラスト・ブラッド(2019/米)
守るべきもの探しは殺すべきもの探しであり、事件を契機にむしろ水を得た魚のように生き生きし始める。引き裂かれた己を自覚しつつも反射神経的に展開される超暴力が哀しく、怒りと苦悶の表情は歓喜の表情にも見える。単線構造だが巧拙を超えたスタローンの佇まいに年輪と映画史を感じて深い。善悪度外視の強烈さは、映画の邪悪さと崇高さを体現する。
(DSCH)
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