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[コメント] 赤毛のアン(1986/カナダ=独=米)

宮崎顔に慣れてた分、ちょっぴり太めのダイアナには違和感。だけど彼女がワインに酔っぱらって乱れる演技はとっても楽しい。これは一見の価値あり。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
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 本作を劇場で観ることが出来たのは幸せだった。克明に描かれるプリンス・エドワード島の自然の移り変わりと、その中での暖かい交流に、本当に気持ちのいい気分にさせられた。

 勿論自然のみならず、その完成度の高さにも驚かされたわけだが、これが元々テレビシリーズで、そのダイジェスト版だったと言うことを後になって知り、二度びっくり。これだけの作品をテレビでやれたと言う事だけでも、質の高さを感じる。

 日本においては『赤毛のアン』というとアニメ阪が有名で、恥ずかしながら、私もその再放送でこの作品にはまった口(他にもに『アルプスの少女ハイジ』と本作、後は『フランダースの犬』あたりはよく再放送するが、一番のお気に入りはやはり本作)。未だ途中までとは言え、原作のシリーズもそれで読み始めた(そう言えば途中でほったらかしにして随分時間が経つ。そろそろ読むのを再開しようかな?)。本映画はその第1作目に沿って、忠実にストーリーを追った形で作られているのだが、層の厚いテレビからの流用と言うこともあって、原作の殆どの話をフォローできていたし、編集が上手く、この時間内にちゃんと収めてあるのもポイント高し。

 キャラクターを見ると、アン役のフォローズは綺麗に撮れてるけど、あれは“赤毛”に見えない。どう見てもあれはそのままブロンドだよ。

 ほぼ完璧な原作の映画化で、本当に素晴らしく、ここまでのものを見せられてしまっては、もう新しい作品は出てこないだろうと思えるほど。

(評価:★4)

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