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[コメント] はなちゃんのみそ汁(2015/日)

病モノにしてはコメディ要素がふんだんに散りばめられ悲壮感は少ない。信吾役の滝籐賢一が千恵の父と対面した際のシークエンスはかなり笑える。特にハンカチで醤油を堰き止めるダムを作るところ。はなにみそ汁の隠し味を教えてもらった際の「隠したね〜」も笑った。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







加えて、他の映画との決定的な差は、癌治療に掛かる費用に関してスルーしていない点。

父の養老保険の解約や友人から都合してもらってる点。非常に現実的。

千恵の父(平泉成)の「お前が死んでもいいから産め」もいい言葉。

感動した。

はなちゃんがいい子に育ってて堪らなく愛おしくなる。

広末涼子の歌唱シーンが多い作品としても珍しい本作。

声楽科の院卒という役柄としては決して上手くはないが、ラストのふれあいコンサートのシーンでは思わず落涙した。

レヴューでも書いたが、はなが作ったみそ汁の隠し味をはなから教えられ(「米一粒」)、信吾が言う「隠したね〜」は一番のツボ。

個人的には主役は広末よりもむしろ滝藤だと思う。 特に滝藤賢一が涙をカメラで覆い隠すシーンは特筆モノだ。

(評価:★4)

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