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[コメント] しらんぷり(2012/日)
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★4脚本家がいないのは、絵本を忠実に再現しつつそこに効果を付加しているからだろう。「僕」の心情や衝動は、劇半音楽の盛り上がりにも相まって「ドンチャン」を追い、そこにあった「絶望」に戸惑う。だが、彼の内面の激しさは全ての効果を突っ切って我が物になる。苛められた側の人間である俺は「ドンチャン」として悪童に牙を剥いた。一歩進んだ「僕」には昇華されなかったのが悔いだ。 (水那岐)[投票]