ロングショットを多用。登場人物たちのフレームイン＆アウトの前後も映したり、裁判映画でありつつも、登場人物たちの裁判以外での何気ないプライベートシーンをそれなりの尺で挟んできたりと、現地の空気感や登場人物たちの生活感がじわっと伝わってくる。

一方で、当初主人公のように見えているカンブレについては途中あまり登場しなかったりとそのバランス感覚に驚かされる。（アジテーションソングを歌うカンブレの姿は印象的。）

根底に流れているカーストをベースとした差別問題が、字幕からではわかりにくく、インドに詳しい人とそうでない人で見方も変わりそうではある。