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[コメント] 夜明けの祈り(2016/仏=ポーランド)

この実話の映画化の狙いとする所は、2つあると思う。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







1つはこの悲惨話が前代未聞だからか。それも有るが、意味合いがちょっと違う。なぜならこんな話はどの戦争であれ必ず起きているからだ、今も。表面に出て来ないだけで。といっても見過ごされて良い事柄ではない。やはり当然加害者への糾弾、戒めが有るべきだ。これが1つ。

もう1つは知恵だ。苦難を乗り越える知恵だ。本実話でこれがなかったら、映画化されていなかったと思う。

‘智恵の光’というが、智恵は光であり周りを照らすものであり、明るさは喜びであろう。 「苦しい時も、神と共に喜びに包まれますように」、この文言で映画は終わる。

クリスチャンであろうと無かろうと、人世の苦難を乗り越えるためには、智恵が大いに必要だということを教えてくれる。

(評価:★4)

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