前回と違って今回は、モンスターの形象がしっかり見れたので良かった(凄い)。が大暴れのシーンとか、人を襲って大乱闘のシーンとかは無く(残念)、巨大な触手を揺らすだけ。ただただ遠景で米軍がモンスターを空爆するシーンが続くのみだ。そして、その空爆が民間人を巻き込んでいる。

モンスターに関しては他に出産(？)とか、いくつかのシーンもあるが、可愛い幼虫が印象的だ。本当はモンスターは巨大なだけで、人類の敵ではない？？と思わせたりもする。

一方、主人公(だったらしい)新兵に目をやると、上記の民間人巻き込み(スクールバスを空爆してしまう)等、いろいろな問題を経験していく。やがて、アラブ現地人と心を通わせる主人公。

ラストは誰もが哀しい。と最後迄観て来ると、これはもう反戦映画というしかない。

そして、主人公に直接絡まないモンスターは出て来なくても良い･･･とすると、間接的に関わり合いのあるシーンもあるのでダメだろうが、どうもモンスターと反戦がアンバランスのような気がする。非現実っぽさと現実っぽさとのバランスか。

反戦映画として4点。モンスターが現実っぽくなかったので、△1点。