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[コメント] ノー・エスケープ 自由への国境(2015/メキシコ=仏)

ガエル君が製作総指揮にも名を連ねる、文字どうり自作自演の映画。今話題の「メキシコ国境」が舞台なのは、興味深い。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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時々、国境を越えてくるものを狙う「自警団」的なものたちが登場する映画が時々ある。『マチェーテ』に登場したドン・ジョンソンもそんなだった。少なからず「そういう人たち」がいるんでしょうね。さすが自由の国アメリカ。

今回の「敵」は「ライフルを構えたおっさん」と「犬」。この犬が映画を引き締めてくれてました。「犬」と「銃」の組み合わせは、相当ヤバイ。見えるところでは「ライフル」が距離をものともせず、次々に逃亡者を血祭りに上げるし、見ないところは、「犬」が確実に追いつめてくる。

私だったらどうしただろう。ライフルにはどうやっても敵わないので、最初の集団の場面では「死んだふり」しかできないだろう。でも止めを刺しにこられたらダメ。

そういえば私が子供のころ、「野良犬が襲ってきたら、砂を犬の目にめがけて投げて、目潰しをしろ」と教わった。ひとつの手段だと思うが、なかかな訓練された犬の場合はうまくいかないかも。犬の「唯一の武器」は「牙」なので、腕に上着かなんかを巻きつけて、噛み付かせて、口をふさいでから、押さえつける方法を、漫画「マスターキートン」でやってたな。、刃物か何かを用意して切りつけるとかぐらいはしないと、勝てる相手ではないかも。

映画はとてもシンプルかつ短尺。そして臨場感たっぷりの、手に汗にぎる映画、面白かったです。

(評価:★4)

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