[コメント] 偉大なるマルグリット(2015/仏)
前半のコメディになってゆくかと曲解させる案内役たちの眼とは裏腹に、正統派の愛の悲劇に集約されてゆく後半は飽きさせない。たぶん多くを望み過ぎた演出家の責であろう。黒人執事の冷徹な細工と、夫の凡庸な普通人らしい愛情だけに絞り込めばそれでよい。第三者はヒロインを愛さないただの「人生の通行人」であれば十分なのだ。
(水那岐)
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