[コメント] 海にかかる霧(2014/韓国)
序盤の荒んだ状況描写や船内の美術など重厚である。ただ前半の衝撃的展開を過ぎてしまうと、後はありがちな展開を消費するだけ。顛末を中盤以降に置き加速的に狂気の蔓延を描いた方が良かった。過度に情緒的である必要もないが惨事への何がしかの思いも欠落。
(けにろん)
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