元の原作があり、TV版は、それ自体かなりアレンジされているということを、今回初めて知りました。

だから、今回の映画は、テレビアニメよりは、原作に近いようです。なので、比較はあまり意味ないのですが、やっぱりまずは、テレビ版を入口にして観賞しました。おそらく同じように感じて映画を見た人も多いはず。

一番大きい違いは、造形。おおむね２頭身のTV版と違い、みなスマートでした。特に｢ガクシャ｣がかっこいい！。TV版のぐるぐる眼鏡のオタクっぽいのと違い、もの凄く賢いリーダー格で、見た目｢ヤギ｣に近く、 声がシャー大佐！ 人気キャラになるくらいの魅力があります。

TVアニメ26話分の長さもあるくらいの原作を、２時間の映画にしなければいけないので、かなりの取捨選択があったはず。仲間も15匹だった原作を7匹にしたのは、TV版と同じだが、TV版の｢シジン｣の代わりに、本来ガンバの最初の仲間の｢マンプク｣が仲間入り。

唐突なところもあったが、映画としてちゃんと楽しめる作品でした。ガンバはもう少し無鉄砲でもいいようです。ノロイは完璧です。野村萬斎もノリノリです。