[コメント] ブリッジ・オブ・スパイ(2015/米)
飛行機内で鑑賞。対話する場面の多い映画であるのだから、それをいかに躍動的に見せるかが重要な筈であるが、特に細かい演出がなされた形跡もなく、申し訳程度に境界線のイメージ等が出てくるものの統一性を欠く。
照明の杜撰さも相当であり、例えばモーテル内で軍人たちにとある計画に選ばれたことを告げる場面、ランプの近くに座って話をするわけだが、そこで軍人の方に切り返された時の顔に当てられた光ののっぺり具合など良い照明とは全く思えない。カミンスキーとのタッグもそろそろ解消を考えるべきか。
その他サスペンスシーンの淡泊な描き方等、何に重心を置きたかったのかよく分からない演出の退屈なショット、退屈な場面が延々続く。私の中ではスピルバーグのワーストに挙げたい出来。
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