みんなタイトルは知ってる名作中の名作。何度も舞台で上演されている。でも私は初アニーだったので、とっても楽しみでした。

映画って、１度見たら、２度は見ないものが多いけど、ミュージカルって「何度見ても楽しい」から、大好きなのです。

そういう理由で『ヘアスプレー』『ムーラン・ルージュ』『アクロス・ザ・ユニバース』『マンマ・ミーア』などは、何度も映画館で見た作品です。

でもミュージカルなら何でもいいわけではなく、やっぱり見終わった後に、「もう一回みたい」「サントラほしい」「自分で歌いたい」という気になるものが素敵です。私の中で該当しなかったのは『シカゴ』、『ロック・オブ・エイジス』、『魔法にかけられて』、『アナ雪』などは、いまひとつノレなかった。（それぞれ理由は違うけど）

で、アニー鑑賞。主人公が子供な作品だけあって、「子供の成長」「大人が子供に教えられる」というようなポイントは抑えているので、ストーリーは面白かったんだけど、「ミュージカル」として、「もう一回みたい」という、「私の中のミュージカル基準」をクリアできなかった。何でだろう？？

曲は揃っていると思うんです。たぶん。それの見せ方なのかな？私の琴線には触れなかったんだから仕方ない。

元々子供も見て楽しめるミュージカルで、「シンデレラ」の様なお伽噺の一種。犬まで連れて、「家なき子」とも共通する部分も多いのかな。

最後の「大団円」のところ、ミュージカルの「こういう雰囲気」は好きなんです。だから、ここでもう少し「グッ」とくる場面にしてくれたら、ずいぶん違った雰囲気になったんじゃないのかな？

ビッチなＣ・ディアスは新鮮でした。けど、急に人格変わったからびっくり。

エンディングの平井堅は、うまいけど「ご愛嬌」になってしまうから、残念だ。ベイマックスのＡＩの「Ｓｔｏｒｙ」以上に。